CUBOT Pocket を買いました

背景

小さいスマホが好みな私は AQUOS R2 compact を使っていたのですが、液晶が壊れました。

こんな感じです。 基本的に普通に使用していたら1枚目のような状態のままです。完全に砂嵐状態から変化しません。 ただ一応、かなり無理矢理頑張れば映すことも可能で、

1枚目の赤丸をつけた辺りを上(液晶パネル側)に押しつけると画面が反応するようになります(2枚め)。 ただ、押し付けるのをやめると(内部処理的には動いているのに)画面がその状態で固まってしまい、例えば

この画像だと一見設定画面を開いているように見えますが、実際にはこれはロック画面です。

さすがにこの状態だと使いづらすぎる。 上で書いた赤丸部分を押さえつければ映せるとは言えその状態でも綺麗に映るわけでもないし、そもそも液晶パネルを本体から引き剥がしている時点でおかしい。 一般的にはこの状態のことを「故障した」と言います。

そこで新しいスマホを買うわけですが、冒頭に書いたとおり私は小さいスマホが好みです。 R2 compact のサイズ(本体サイズ 64 mm x 131 mm x 9.3 mm)でさえも、もう少し小さいほうが良いなあと思うくらいに小さいほうが良い。 しかし現在は大型スマホが主流で、殆どのものが6インチ超え。 R2 compact 以下となるとほとんどなく、ちょっと調べた程度では子供向けの簡単スマホか iPhoneSE しか見つかりません。 簡単スマホではない普通の Android が欲しかったので実質ほぼ選択肢がない感じだったのですが、海外製スマホにも目をやると小さいスマホがいくつかあるようです。 その中で CUBOT という所がコンパクトスマホを結構出してくれているようで、2019年にKingKong Mini, 2020年にKingKong Mini2 と出しているので昨年末頃に KingKong Mini3 が発売されないかな?と思っていたのですが、結局発表されないまま2022年6月に、Pocket という別の小型スマホが発売開始となりました。 丁度Amazonでの取り扱い開始のタイミングで R2 compact がこんな状態になったので、迷わず購入です。

Pocket

Pocket は中国からシンガポールを経由して届けられる都合もあって、Amazon でポチってから2週間以上経ってから届きました。

箱の中身一式です。 本体、ソフトケース、取説的なものx4、SIMスロットを取り出すピン、イヤホンマイク、USBケーブル、ACアダプタ(海外仕様)が入っていました。 ACアダプタはこのままだと日本では使えないので別途変換アダプタが必要です。 ソフトケースがデフォルトで付いているのは意外でした。

Pocket の色は Green, Red, Black の3種類から選べますが Red にしました。 画像検索しても画像によって赤みが全然違って見えて、結局どんな赤色なのかよくわかりませんでしたが、やや暗めで光沢のある赤ですね。 赤マジックの赤と比べるといくらか分かりやすいのではないでしょうか。 落ち着いた赤色です。

Pocket は画面サイズが4インチ、本体サイズが 58 mm x 119 mm x 12.5 mm と、かなり小さいです。素晴らしい。 写真は Nexus5, R2 compact と並べて撮ったもの。 Nexus5 も今どきのスマホより小さいと思いますが、Pocketはそれよりも数段小さいことがわかります。 ただ、欲を言えばもう少し薄いとなお良かった。 12.5 mm の厚さは少し野暮ったいです。 一方の画面サイズ4インチは流石にだいぶ限界が近い感じがします。 これ以上小さいと見づらい or 描画範囲が狭すぎになりそうです。 この本体サイズでベゼルレスだと最高なんですけどね。

手に持った感じはスマホというよりガラケーに近い。 抜群のホールド感。 そして大体の操作は片手で十分できます。

セットアップを進めていくと気づきましたが

4インチで qwerty 配列だとキーがめちゃくちゃ小さいです。 これだけ小さいと誤タップ頻発するかも?と少し面食らいましたが、操作してみると意外とそんなに誤タップしないですね。 それよりも

テンキーモードだとフリックで入力できる文字が小さく書かれているのですが、これがとんでもなく小さい! 文字にもよりますが1文字 1mm 以下のサイズです。 老眼持ちの方だと見えないんじゃなかろうか…。

セットアップを進めるといきなりシステムの更新通知が来て、更新しました。 CUBOT_Pocket_C011C_V1.0_20220523 から CUBOT_Pocket_C011C_V1.0_20220611 に更新されました。 何が更新されたのかまで調べていませんが、1ヶ月もしないうちに更新とは。

数日使ってみて

数日前から Cubot を使っていますが、基本的には特に困らずに使えています。 もともとライトな使い方しかしないので処理速度が気になるシーンも特にありません。 GoogleMap の航空写真モードでもなめらかに動きます。 なので基本的に問題ないのですが、唯一気になるのが電池の減り具合。 一晩寝ると20%ぐらい減っている気がします。(残量80% → 60% のように。) バッテリー容量は公式スペックで R2 compact が 2500mAh, Pocket が 3000mAh なので増えているはずなのですが、 R2 Compact 時代は一晩で 20% も減ることはなかったはず。 なにか設定が悪いのか、妙なアプリが電池を食っているのか、3000mAh が実態とあっていないのか、たまたまなのか…。 毎日この勢いで減るのはちょっと困るので、たまたまであるか何かの設定で改善できてほしいです。

(追記) バッテリーが一晩で 20% 近くも減るのは、APN設定が誤っていたからでした。 私は OCNモバイルONE を利用していて、Pocket には予め OCNモバイルONEの 接続先プロファイルが用意されていたのでそれを使用していたのですが、よく見ると APN設定が正規のものと異なっていました。 なるほど、モバイルネットワークへの接続トライ→失敗 をひたすら繰り返していたので電池を消耗していたようですね。 正しいAPN設定にすると、電池の消耗は一晩で 3% 程度になりました!