TriPort のイヤーパッドの交換

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BOSEノイズキャンセリングヘッドフォン TriPort を使用してるのですが、イヤーパッドがボロボロになっていました。

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前回イヤーパッドの交換をしたのが 2015年2月のことなので 7年以上前ですね。 普通、イヤーパッドは1,2年で交換するもののようですが、7年も使用していました。 上の写真を見てもわかるとおり、どう見ても壊れている状態なので、無理矢理使い続けてきたといったほうが正しいですね。 ここまで潰れてしまうとヘッドホンを装着する時に耳が圧迫されてしまって、長時間つけていると耳が痛くなってきます。 いい加減耳の痛さが嫌になってきたのと、合皮成分がポロポロ落ちるようになってきたので交換することにしました。

本題

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Amazonで1000円ぐらいで買った新しいイヤーパッドです。 7年前に交換したときはイヤーパッドのみの交換だったのですが、今回はスピーカーユニットに貼り付ける布も一緒に入っていたのでコレも交換します。 イヤーパッドの交換はツメに引っかかってるだけなので簡単に外せるし、はめるのも簡単なのですが、布の方は接着されていたのでちょっと手間でした。 というのも

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こんな感じで、粘着物質と布の裏のスポンジ成分がベッタリ付いてるんですよね。 単に擦っただけでは全然綺麗にはがせません。 こういうときは、アルコールを使うと綺麗にはがせます。 シール剥がしを使っても良いのですが、シール剥がしはシール剥がし成分を拭き取るのが何気に大変なのでアルコールの方がおすすめです。 消毒用エタノールでも良いですが、もっと安く手に入って純度の高いのがこれ。

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水抜き剤です。 アルコール99% なものが150円ぐらいで売られています。 ただこれはエタノールではなくイソプロパノールなので少し毒性がありますが、火気のない換気の良いところで少量使う分には問題ありません。

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綺麗になりました。

後は布を貼り付けてイヤーパッドをはめ込んで、交換完了です。

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交換後の使用感

まず当たり前ですが装着感が劇的に変わりました。 耳を覆う感じになって、耳が圧迫されなくなったので痛くなくて快適です。 それから、音の聞こえ方も劇的に変わりました。 明らかに音がクリアに聞こえるようになりました。 これが本当の TriPort の音だったんだな…。 今までずいぶん劣化した音を聞いていたみたいです。 やはり、音質面でもイヤーパッドは粘りすぎずさっさと交換したほうが良いですね。

フットウォーマーを買いました

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多分私は冷え性でして、寒い季節になると足先がすごく冷えます。 歩いたり立って活動していると平気なんですが、PCで仕事をしていると基本的にずっと座っているので血流が悪くなるのでしょうね、すごく冷たくなってきて、そのうち冷えすぎて(?)痛くなってくることもあります。

これまでも "あったか靴下" とかすごくモコモコした "あったかスリッパ" といったものは使ってきたのですが、やっぱり冷えるんですよね。 結局の所、いくら温かい素材と言ってもそれ自体が発熱するわけじゃないので、熱源はせいぜい足先の筋肉と血液ぐらいになるわけですが、デスクワークしていると足先なんてほとんど動かさないから筋肉はほぼ発熱しないし、冷え始めた足先には血液も送られなくなるので熱源が殆ど無いんじゃないかと。 だから、冷え始めるまでの時間稼ぎはできるけど、熱源が殆ど無い以上時間が経てば冷えるのは必然だろうと思うのです。

そんなことを思いながらも何故かずっと我慢し続けてきたわけですが、今年は寒い日が続く&在宅勤務が続いてよく冷えを感じるからか、いい加減嫌になってようやく暖房器具を買いました。

本題

買ったのはAmazonで売っていたコレです。 タイムセールで 2700円ぐらいで買えました。

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思っていたより小さい箱に入っていました。 折り畳まれて収納されています。 使わない季節にはコンパクトに片付けられるのが良いですね。

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取り出してコードをつなぐとこんな感じです。 ブーツを2足半ほどくっつけた感じの形をした電気毛布のようなものです。 電熱線が足裏の方から足の甲の方まで走っているので足全体が温まります。 温度調節が6段階、電源OFFタイマーが2, 4, 6, 8Hの4種類で、連続ONはありませんが、まぁ8時間も動かせれば十分でしょう。

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足を入れるとこんな感じになります。 私の足のサイズは 26.5cm ですが割と余裕はあります。 左右方向の余裕は2,3cm ぐらいなので、中で足を動かすことはあまりできませんが特に苦しい感じもありません。 もしかして狭くて常に膝をしっかり閉じた状態を強いられるかな?と少し心配していましたが、2,3cm余裕があるからか、それとも口が上の方ほど若干広くなっているのかわかりませんが、膝の間は握りこぶし二つ分ぐらい開けられるので、無理のない姿勢で使えそうです。

さっそく使ってみて

これは素晴らしい…! 足先が温かいってのは幸せですな! 3000円程度で手に入るならもっと早くに導入すればよかった! 足先の冷えからの開放感がすごい…。 これなら真冬の在宅勤務でも全然平気! もう2月も終わるので真冬並みに冷えることはないだろうけど、試してみたいから寒波来いと思うほどです。 コレは買って正解でした。

Linkstation mini LS-WSX1.0TL/R1 の HDD を SSD に交換

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11年半ほど前に買った Linkstatiom mini LS-WSX1.0TL/R1 が先日から E16 のエラーコードが出るようになりました。 E16 はハードディスクの故障です。 10年以上使って初めてのエラーなので、よく保ったと思います。

買ってから10年以上経つので、この際新しいNASに買い換えようかと思いましたが、こういう少電力・コンパクトなものは全然売られていないようです。 LS-WSX1.0TL/R1 はHDD交換できる仕様ではありませんが、調べると分解してHDD交換が可能なようなので、自力で交換することにしました。

本題

データのバックアップ

E16 のエラーコードが出ていて時々ファイル読み込みに失敗するものの、まだデータは読み出せる状況なのでまずはデータのバックアップを取ります。 実は数ヶ月前に一度バックアップは取っていましたが、それ以降に更新したデータがあるはずなのでそれらを改めてバックアップ取ります。

find ./ -type f -mtime -180

で過去180日以内に変更のあったファイル一覧が取得できます。

FWの準備

HDDをまるごと交換するのでNASとして保存していたデータはもちろんのこと、system自体もなくなるので、HDD交換後にはFWを焼く必要があります。 bootloaderはHDDとは別のところに保存されているようで、以下の手順でFWを焼くことになります。

  1. bootloader から 緊急用systemをネットブート
  2. 上記状態のNASに対して「LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーター」からFWを書き込み

そこで必要になるものを準備します。

まずは公式ページから LS-WSX1.0TL/R1 用の「LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーター」をダウンロードします。 自己解凍形式になっているので解凍します。 解凍した中にある initrd.img, uImage.img の実態はpass付きzipです。 initrd.imguImage.img は後で必要になるので残しておきながら、これら2つのzipを展開します。 パスワードはここには書きませんが、ググると簡単に見つかります。 展開したら、uImage-lsp*.buffalouImage.buffalo にリネームして、uImage.buffaloinitrd.buffalo の2つを TFTP で転送できる状況にしておきます。 そしてPCのIPアドレス192.168.11.1/24169.254.153.1/16 の2つ持たせておきます。(あとでやる作業中にIPを変えてもよいが面倒なので予め2つ持たせておきます。)

次に LSUpdater.ini を開いて、 NoFormatting フラグの値を 0 に変更しておきます。 これをしないとFWを焼く際に

HDDのパーティション情報が認識できませんでした。ファームウェアをアップデートすることができません。アップデートを中止します。

と表示されて先に進めなくなります。

分解してHDDを交換

まずは筐体を開けます。 アプローチとしては、細いマイナスドライバーを差し込んでてこの原理でツメの引っかかる箇所を浮かせて外していく感じです。 最初の取っ掛かりとしては電源スイッチの隙間と、上面の排熱孔の隙間から行くのがやりやすいと思います。

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開けると、後は筐体に収まっているだけなのですっぽりと取り出せます。 ヒートシンク兼HDD固定の金具はHDD側面のネジ穴に浅く引っかかっているだけなので簡単に外れます。 HDD本体も基盤のSATAコネクタに刺さっているだけなので簡単に外せます。

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分解できました。

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SSDに交換して、逆の手順で戻します。 今回、交換後のストレージは WD BLUE の 500GB SSD にしました。 最近はSSDも安く手に入るので、消費電力、耐衝撃性、静音性、アクセス速度を考えてSSDにしました。 WD なら RED がNAS向けということですが、そんなに高負荷にアクセスするわけではないので、まあBLUEで良いだろうとの判断です。

FWを焼く

HDDの交換が終わったら、TFTPサーバを立てたPCとLANで接続して、電源を入れます。

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電源を入れて少し待つと赤点滅するので、本体上のfunctionボタンを長押しします。 すると uImage.buffaloinitrd.buffalo が転送されて緊急システムが起動し始めます。 少し待てば緊急システムが起動完了します。(外目にはわからないが、装置からARPが飛んでくるようになる。) 「LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーター」を起動すると、装置が認識されるのでFW更新を実行します。

以上でFW書き込みは完了で無事正常起動…と思ったのですが、FW転送はしたようですが、 E06 のエラーになりました。 とりあえず再起動してみましたが変わらず E06。 よくわからず、とりあえずもう一度functionボタン長押しで緊急システムで起動すると、Infoランプが橙点滅して I25(= FW更新中)になりました。 しばらくするとInfoランプは消え、電源ランプも青点灯になって、正常起動完了したようです。

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WebGUIも開いて動作確認できました。 これで無事にHDD交換作業は完了です。

SSDに変えての感想

  • アクセス速度が断然早くなって嬉しい。 もともとがRAID1 構成だったのを今回 RAID0 構成に変えたのでその影響もあるとは思いますが、それにしても 5400rpm のHDD から 最近のSSDへの更新は大きい。 もともとNASへのアクセス速度は重視していなかったのですが、最近は写真一枚あたり7MBほどあったりするので、サクサクプレビューできるようになったのは嬉しいですね。
  • 動作音が無音になりました。 そんなに大きな音がなっていたわけではありませんが、やはりHDDが2台動作していると、部屋が静かだと聞こえます。 気になっていたわけではないのですが、いざ無音に変わると静かになったなあと感じます。
  • (多分)消費電力も下がって嬉しい。 測定したわけじゃないので正確にはわかりませんが、一般的にHDDよりSSDの方が消費電力が少ないといいますし、恐らく消費電力は下がったことでしょう。 LS-WSX1.0TL/R1はもともと少電力が特徴なNASですが、それがさらに少電力化できたと思います。 NASは24時間つけっぱなしにするので、少しでも消費電力は少なくなるのは良いことですね。