セリアの紙袋の耐荷重

背景

私が長年お世話になってきた上司が定年退職を迎えるのにあたって、お祝いの品を送ることにしました。 四合瓶の日本酒と焼酎を1本ずつの合計2本を送ることにしてネットで注文して届いたのは良いのですが、同封されていた紙袋は1本入るものが2枚でした。 しかし私の場合、一人に対して2本送るので、2本入る紙袋がほしいところです。 そこで、丁度いい紙袋を求めて近所の百円ショップやホームセンターを見て回ってきました。 桐箱に入っている四合瓶を二つ、それも立てた状態で2本並べて入るようなサイズの紙袋というのはなかなか売っておらず、いろいろ見て回った結果、唯一サイズが適合したのがセリアで見つけたこの紙袋でした。

「amifa ハンドルバッグ L 2P クラフト 無地」というものです。2枚セットで百円です。

大きさとしては丁度いいサイズだったのですが、気になったのが耐荷重です。 この紙袋の持ち手の紐は、下の画像のように紙で挟んで糊付けしてあるだけなので、スポッと抜けてしまわないかが心配です。

商品タグには「重いものを入れたり、詰めすぎたりしないでください。」とは書かれているものの、具体的な耐荷重が書かれていません。 贈り物の合計は3.2kg なので、少なくともこの重さには十分耐えられるだけの強度がないと困ります。 そこでどれぐらい耐えられるのか調べてみることにしました。

簡易試験

耐荷重を調べると言っても、具体的に何kg まで耐えられるのかを調べるわけではありません。 今知りたいのは、3.2kg の荷物の運搬に十分耐えられるかどうかなので凝った試験は行わず、簡易試験で済ませます。

自宅に余っていたペットボトルや未開封食用油や空き瓶を使って、10.0kg の荷物を入れてみました。 紙袋に入れる荷物のことを考えると 10kg も入れることはまず無いでしょうからこれに耐えられるなら通常用途なら大丈夫だと思います。 なお、今回は取っ手の紐が抜けないの確認なので、紙袋が破けないかの観点では調べていませんが、10kg ともなると荷重が底面に対して均等にかかっていないと破けてしまいそうな感じです。 今回は底面に対して荷重は概ねまんべんなくかかっていると思います。

10.0kg の荷物を入れて持ち上げてみましたがとりあえず問題はありません。 しばらく吊るして紐に負荷を掛け続けてみようと思います。

こんな状態にしてしばらく放置してみました。 よく見るとわかりますが斜めに吊り下げる形になっているので、写真の右側の紐により負荷がかかっていると思われます。

結果

10.0kg の荷物を入れて27.5時間 放置しましたが抜けることはなく耐えきりました。 27.5 時間で止めたのは片付けをするためであって、ここで抜けたわけではありません。 実際には荷物を入れた状態で歩いたりするので、ただ吊り下げているよりも負荷がかかるとは思いますが、とりあえず吊り下げているだけなら10.0kg でも24時間以上は耐えられます。 もともと調べたかったのは 3.2kg の荷物を入れても大丈夫か?という点だったので、これだけの強度があるなら急激な力を加えずに普通に手に持って運搬するなら、3.2kg の荷物なら十分耐えられますね。 安心してお祝いの品を渡せそうです。